日本有数の観光名所がたくさんある京都では、夏から秋、秋から冬と、四季折々に個性豊かな祭りやイベントが開催されていますよね。
しかし、観光客のなかには、「イベントの数が多すぎて、どこに行くべきが迷ってしまう…」「イベントによって当たり外れが心配…」と思ってしまう人も多いのでは?
そこで今回は、6月から12月にかけての下半期の京都の人気イベントを厳選してご紹介していきます。ぜひ、京都観光の参考にしてみてくださいね♪
京都のおすすめイベント情報
京都のイベントといっても、その内容や文化的背景はさまざまです。また、その季節でしか味わえないもの、その地域でしか見られないものがたくさん!
目的を持って参加するものであれ、観光のついでにふらっと立ち寄れるものであれ、せっかく観光に行くんだったら、やはり“ハズレなしのイベント”に参加したいものですよね。
今回は、2019年6月から12月にかけて行われる京都のイベントのなかで、特におすすめのものを月別にご紹介していきます!
6月に行われる京都のおすすめのイベント
6月といえば新緑の季節、そして梅雨の時期です。京都の6月は川や山々の緑が映え、また梅雨の紫陽花の美しさも目につきます。
この時期の京都では、自然を活かした彩り鮮やかな行事が多く開催されることに注目してみるといいですね。
涼しげな川や夜の美しい光景、また紫陽花園など、6月の京都だからこそ見ることができるイベントがたくさんあります。
春シーズンが過ぎて観光客が少なくなる時期だからこそ、6月の京都観光がおすすめです。
貴船祭
貴船神社は鴨川の水源地に位置している神社で、古来より降雨や止雨を司るといわれる水神様が祀られていることで有名なんです!
京都の奥座敷ともいわれるこの貴船神社では、毎年6月1日になると「貴船祭」が行われており、午前は本宮で神事が執り行われ、午後には神輿行列が街を練り歩いています。
ほかにも、神石「船形石」への千度詣り、神話ヤマタノオロチ退治をテーマにした出雲神楽など、歴史溢れる催しが行われるのが特徴です。
また、一般客を対象にした招福餅まきが行われるのも、貴船祭りの楽しみのひとつとなっていますよ。
<貴船祭の情報>
イベント・行事名 |
貴船祭 |
開催日程 |
2019年6月1日 |
開催時間 |
11:00~ |
料金 |
無料 |
開催場所 |
貴船神社 |
住所 |
京都市左京区鞍馬貴船町180 |
問い合わせ先 |
075-741-2016 |
アクセス |
・叡山電車 貴船口駅下車、京都バスに乗り換え「貴船」下車 徒歩5分 ※貴船口駅から徒歩の場合は約30分 |
公式Webサイト |
蛍火の茶会
世界文化遺産でも知られる京都の下鴨神社。この下鴨神社では、毎年6月になると「蛍火の茶会」と呼ばれる風流なイベントが行われているんです。
このイベントは、雅楽や王朝舞踊が見られるだけでなく、夜になると糺の森から流れる川に600匹の大量のホタルが放たれ、美しいホタル観賞ができるというなんとも雅な催し♪
ホタルが放たれる時間帯は混雑することが予想されますが、当日は「蛍火の茶会」や「糺の森納涼市」などの各種イベントも開催されているので、そちらにも足を運んでみるのもいいでしょう。
<蛍火の茶会の情報>
イベント・行事名 |
蛍火の茶会 |
開催日程 |
2019年6月8日 |
開催時間 |
13:00~21:00 |
料金 |
無料 |
開催場所 |
下鴨神社 |
住所 |
京都市左京区下鴨泉川町59 |
問い合わせ先 |
075-781-0010 |
アクセス |
京阪本線「出町柳駅」から徒歩7分 |
公式Webサイト |
三室戸寺 紫陽花園
宇治市にある「三室戸寺」は紫陽花の名所と呼ばれており、6月から7月上旬にかけて約1万本を超える紫陽花を愛でることができます。
白や青、紫、ピンクなど、色とりどりの紫陽花が庭園に広がる光景はまさに圧巻!園内は通路が整備されているで、のんびりと紫陽花を眺めながら散策することができるでしょう。
近年はハートの形をした紫陽花が注目を集め、ニュースでも取り上げられ、話題になりました。
6月中の土日の夜間に限ってライトアップがされているため、昼間とはまた違った幻想的な風景を眺めることができますよ。
<三室戸寺 紫陽花園の情報>
イベント・行事名 |
三室戸寺 紫陽花園 |
開催日程 |
2019年6月1日~7月7日 |
開催時間 |
8:30~16:30 |
料金 |
大人800円 小人400円 |
開催場所 |
三室戸寺 |
住所 |
京都府宇治市莵道滋賀谷21 |
問い合わせ先 |
0774-21-2067 |
アクセス |
・京阪 三室戸駅下車 徒歩15分 ・JR宇治駅よりバスもしくはタクシー |
公式Webサイト |
7月に行われる京都のおすすめのイベント
7月になると、京都では初夏らしい行事が立て続けに開催されています!
また、この時期になると、浴衣を着て外出する女性の姿も多く見られ、よりいっそう優雅な雰囲気が漂い始めます♪
7月中の京都は気温が朝から上がったままのことが多く、日中はかなりの暑さになるので熱中症対策はしっかりと行っておくことが大切。
暑さ対策を怠らなければ、昼間のエネルギッシュな祭りから、風流で涼しげな夜のイベントまで、初夏の京都を幅広く楽しむことができますよ。
祇園祭
7月の京都のお祭りといえば、なんといっても祇園祭でしょう。日本三大祭りのひとつとされ、7月いっぱいの間さまざまな催しが行われているのが祇園祭の特徴です。
7月10日は四条大橋で「神輿洗式」と呼ばれる提灯行列、7月14~16日は山鉾巡行の前夜祭となる「宵山」が行われ、祇園囃子が夜の京都の街に鳴り響いています。
そして、祇園祭のハイライトといえる「山鉾巡行」は7月17日から始まりますが、山鉾巡行では豪華絢爛な23台の山鉾が市内中心部を練り歩く姿は圧巻です。
山鉾巡行は人気イベントであるため、当日は非常に混雑が予想されます。山鉾巡行を楽しみたいのであれば、有料観覧席での観覧がおすすめです。
<祇園祭の情報>
イベント・行事名 |
祇園祭 |
開催日程 |
2019年7月1日~7月31日 |
開催時間 |
9:00~(山鉾巡行) |
料金 |
無料(有料観覧席あり) |
開催場所 |
八神神社ほか |
住所 |
京都市東山区祇園町北側625番地 |
問い合わせ先 |
075-213-1717(京都市観光協会) |
アクセス |
206系統市バス「祇園」下車すぐ(八坂神社) |
公式Webサイト |
地主神社 七夕祭
縁結びの神様として知られる京都の地主神社では、毎年7月7日に七夕祭が行われています!
縁結びに関係の深い神社ということもあり「恋愛成就七夕祭」とも呼ばれ、特に若い男女のカップルが多く足を運ぶお祭りなんです。
当日は浴衣を着た男女のカップルが境内を歩き、竹に短冊がかけられ、風情ある雰囲気が漂います♪
この七夕祭では「七夕こけし」という神事も行われており、これは男女それぞれを織姫と彦星に見立て、1枚の紙こけしに好きな人の名前を書いて笹の葉に吊るし、恋の願掛けを行う行事♡。
恋愛が成就するということで人気が集まっています!!
<地主神社 七夕祭の情報>
イベント・行事名 |
地主神社 七夕祭 |
開催日程 |
2019年7月7日 |
開催時間 |
14:00~ |
料金 |
無料(紙こけし500円) |
開催場所 |
地主神社 |
住所 |
京都市東山区清水一丁目317 |
問い合わせ先 |
075-541-2097 |
アクセス |
・産寧坂(三年坂)から約5分 ・五条坂・清水道(きよみずみち) 各バス停から約10分 ・円山公園から約30分(二年坂・産寧坂経由) ・京阪清水五条駅から徒歩30分 |
公式Webサイト |
正寿院 風鈴まつり
宇治田原町にある正寿院(しょうじゅいん)では、7月1日から風流で涼しげな「風鈴まつり」が行われています。
境内では2000個を超える風鈴が飾られ、周囲の豊かな自然の景色と共に、風に揺られて鳴り響く風鈴の音色を楽しむことができます♪
風鈴は日本各地から集められたご当地ならではの個性的なものばかりが揃っているので、そのデザインや色合いを楽しむことも可能でしょう◎
期間限定で夜間の土日にライトアップが実施されており、夜はさらにノスタルジックな光景が広がります。
また、7月21日には「ろうそくまつり」が開催され、風鈴と一緒に美しいろうそくが灯されることでも人気のイベントなんです。
<正寿院 風鈴まつりの情報>
イベント・行事名 |
正寿院 風鈴まつり |
開催日程 |
2019年7月1日~9月18日 |
開催時間 |
9:00~16:30 |
料金 |
700円(お茶・お菓子付き) |
開催場所 |
正寿院 |
住所 |
京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149 |
問い合わせ先 |
0774-88-3601 |
アクセス |
・京阪宇治駅・JR宇治駅・近鉄新田辺駅→京都京阪バス→維中前下車→コミュニティバス乗車→奥山田下車→徒歩10分 |
公式Webサイト |
http://shoujuin.boo.jp/ |
8月に行われる京都のおすすめのイベント
8月の京都は昼間だけでなく、夜に行われるイベントが目白押し!
8月ということで夏の暑さもピークとなる時期であり、暑さから日中に外を歩くのは遠慮したい…という気持ちにもなる方も多いでしょう。
しかし、そんなときにこそ暑さが和らぐような夜の京都のイベントに足を運んでみるのもおすすめ♪
もちろん、日中でも平気だという人のためにも、おすすめのイベントもご紹介していきましょう!
京都五山送り火
夜の山に「大」の文字が浮かび上がる「京都五山送り火」の光景は、夏の京都の名物!
「大文字」、「妙」、「法」、「左大文字」、「鳥居形」とそれぞれの送り火が20時から順に点火されていくのが特徴です。
この送り火は、お盆にこの世に帰ってきた先祖の霊を再び冥府へ送るための灯りであるという言い伝えがあるんです。
送り火が灯される山のふもと、桂川や広沢池では灯篭流しも行われ、静かで幻想的な雰囲気に包まれるでしょう。
同日16日は嵐山の渡月橋で「嵐山灯篭流し」も行われるので、そちらにも足を延ばしてみるのもおすすめです◎
<京都五山送り火の情報>
イベント・行事名 |
京都五山送り火 |
開催日程 |
2019年8月16日 |
開催時間 |
20:00 「大文字」東山如意ヶ嶽から点火開始 |
料金 |
無料 |
開催場所 |
京都市内各所 |
住所 |
京都府京都市左京区 如意ヶ嶽(大文字山) |
問い合わせ先 |
075-213-1717(京都市観光協会) |
アクセス |
出町柳駅・神宮丸太町駅下車(大文字) |
公式Webサイト |
京の七夕
京の七夕は、旧暦に合わせて8月に行われています。
「願い」「祈り」をテーマにして、堀川エリアや鴨川エリア、梅小路エリアなど各所に分かれて、煌びやかで盛大な七夕祭りを開催するイベントなのです。
庭園のライトアップはもちろん、天の川のイルミネーション、プロジェクションマッピングなどより現代的なものから、かがり火屋台村、堀川七夕ステージ、七夕笹飾り、風鈴灯、京の七夕舞妓茶屋など、風情や歴史を感じされるものまで、会場ごとに独自のイベントが開催されています!
ぜひ、各所を巡りながら京の七夕を楽しんでみてはいかがでしょうか。
<京の七夕の情報>
イベント・行事名 |
京の七夕 |
開催日程 |
2019年8月1日~31日 |
開催時間 |
各エリアにて時間が異なります |
料金 |
無料(一部有料) |
開催場所 |
堀川エリア、鴨川エリア、梅小路エリア、北野紙屋川エリア、宮津市エリア |
住所 |
各エリアの住所は公式サイトから確認できます |
問い合わせ先 |
075-222-0389(京の七夕実行委員会事務局) |
アクセス |
|
公式Webサイト |
五条坂陶器まつり
京都五条坂一帯に400を超える陶器店が並ぶ「五条坂陶器まつり」。
日中の暑さが平気なら、こちらに足を運んでみてはいかがでしょうか?
五条陶器まつりでは、京都の焼き物として有名な清水焼から、日本各地の陶磁器、個人作家の作品まで、幅広い商品が出展されています。
思わぬ掘り出し物が見つかることもあるので、レトロな食器を集めている人や買い物好きな人にとってはぜひ訪れたいイベントの一つ。
美術品だけではなく安価な日用品もあるので、ふらりと気軽な気持ちでお店を見て回ることができるでしょう。
<五条坂陶器まつりの情報>
イベント・行事名 |
五条坂陶器まつり |
開催日程 |
2019年8月7日~10日 |
開催時間 |
9:00~22:00 |
料金 |
無料 |
開催場所 |
五条坂(東大路~五条大橋) |
住所 |
京都府京都市東山区五条通(東大路~五条大橋) |
問い合わせ先 |
075-541-1192(五条坂陶器まつり運営協議会事務局) |
アクセス |
・京都駅から京阪電鉄「清水五条駅」4番出口 ・京都市バス 207系/206系「五条坂」下車 ・205系/17系「河原町五条」下車 |
公式Webサイト |
9月に行われる京都のおすすめのイベント
9月になると、京都の暑さも徐々に和らいでくる時期でしょう。
夏らしいエネルギッシュな祭りが終わり、この時期の京都では神社などでの伝統的な行事が多くなります!
夏と秋の変わり目に位置するこの季節には、京都の古き良き伝統と文化に触れてみてはいかがでしょうか。
日中はまだまだ残暑が厳しい時期ではありますが、夜は気温が下がりやすいので上着を一枚用意しておくことをおすすめします♪
松尾大社八朔祭
京都・松尾大社の「八朔祭」は、風雨順調や五穀豊穣、家内安全を祈願するお祭り!
旧暦の8月1日に行われることから「八朔」と呼ばれることも。
八朔祭の前夜祭では、日も暮れると境内に行燈の火が灯り、仏閣や橋、池の風景も相まって幻想的な雰囲気が漂っています。
また、夜店が並び、盆踊りなども開催されることから、浴衣を着た人の姿も多く見られるでしょう♪
八朔祭当日は、六斎念仏踊や八朔相撲、女神輿・子ども神輿、上桂御霊太鼓など、さまざまな奉納行事が催されています。
<松尾大社 八朔祭の情報>
イベント・行事名 |
松尾大社 八朔祭 |
開催日程 |
2019年8月31日(前夜祭)~9月1日 |
開催時間 |
8:30~ |
料金 |
無料 |
開催場所 |
松尾大社 |
住所 |
京都府京都市西京区嵐山宮町3 |
問い合わせ先 |
075-871-5016 |
アクセス |
・JR京都駅→(地下鉄)→四条烏丸→(阪急京都線)→桂→(阪急嵐山線)→松尾大社 ・JR京都駅→(市バス・嵐山大覚寺行き)→松尾大社前 ・JR京都駅→(京都バス・苔寺行き)→松尾大社前 |
公式Webサイト |
櫛まつり
安井金比羅宮の「櫛まつり」は、女性が日常的に使う櫛に感謝し、お世話になった櫛を供養するお祭りなんです。
使い古した櫛、傷んでしまった櫛をお清めし、境内の櫛塚に納めます。舞妓さんなど、古くから着物文化が発達した京都ならではのお祭りといえるでしょう。
櫛塚への奉納が終わると、平安時代、奈良時代、鎌倉時代など、各時代の髪形と着物で彩った女性たちが列をなして、東大路や花見小路など祇園界隈を練り歩きます。
さながら時代絵巻を感じさせるような行列であるため、思わず見とれてしまうことでしょう。
<櫛まつりの情報>
イベント・行事名 |
櫛まつり |
開催日程 |
2019年9月23日 |
開催時間 |
神事13:00~ 行列14:00~ |
料金 |
無料 |
開催場所 |
安井金比羅宮 |
住所 |
京都市東山区下弁天町70 |
問い合わせ先 |
075-561-5127 |
アクセス |
・JR新幹線・東海道本線・近鉄「京都駅」から、市バス206系統北大路バスターミナル行、「東山安井」下車、南へ徒歩1分 ・京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分 ・阪急京都線「河原町」駅から徒歩15分 |
公式Webサイト |
宇治川の鵜飼
「鵜飼」は古来より続く日本伝統の漁法です。船の上でかがり火を照らしながら、鵜匠と呼ばれる人たちが鵜を飼いならして魚を捕えます。
宇治川の鵜飼では、全国に3人しかいないといわれる女性の鵜匠の活躍にも注目してみましょう♪
観光屋形船が運行されているので、鵜匠の巧みな技や、鵜が川に潜ったり、飲み込んだ魚を出したりする光景を間近で見ることができます。
浴衣姿で乗船する人も多く、かがり火に照らされて雅で幽玄な雰囲気が漂うでしょう。
なお、ほぼ同じ時期に嵐山でも鵜飼が行われているので、そちらもチェックしてみることをおすすめします!
<宇治川の鵜飼の情報>
イベント・行事名 |
宇治川の鵜飼 |
開催日程 |
7月1日(月)~ 9月30日 |
開催時間 |
7月1日~8月31日 19:00(受付18:00~) 9月1日~30日 18:30(受付17:30~) |
料金 |
乗合船 大人 2,000円、小学生 1,000円 |
開催場所 |
宇治川中の島付近一帯 乗船は喜撰橋畔 |
住所 |
京都府宇治市宇治塔川 |
問い合わせ先 |
0774-23-3334(宇治市観光協会) 0774-21-2328(船の予約・宇治川観光通船) |
アクセス |
JR奈良線「宇治」駅・京阪宇治線「宇治」駅下車 |
公式Webサイト |
10月に行われる京都のおすすめのイベント
10月の京都では、伝統的な秋祭りが目白押し!
賑やかで思わずテンションが上がってしまうものから、時代を感じさせる雅なものまで、10月の京都でしか味わうことのできないイベントが豊富に揃っていんです。
この季節になると、昼間でも長袖で過ごすことができますが、夜はかなり冷え込むことがあるので、念のためジャケットを用意してイベントを訪れたほうがよいでしょう◎
鞍馬の火祭
「鞍馬の火祭」は由岐神社の例祭の一つであり、京都三大奇祭の一つにも数えられています。
少年や青年が燃えさかる松明を担いで街中を練り歩く豪快な男祭りで、京都らしい雅なお祭りとは一線を画しているほど!
大小無数の松明が夜闇を照らし、山門前に集まった灯りに照らされ神輿が石段を駆け降りる姿は圧巻です。
男たちの「サイレイ、サイリョウ」という独特の掛け声や、神輿の上でふんどし姿の男が逆立ちする「チョッペンの儀」などが奇祭と呼ばれる理由になっていますが、いずれも古くから伝わる習わしといわれています。
<鞍馬の火祭りの情報>
イベント・行事名 |
鞍馬の火祭 |
開催日程 |
2019年10月22日 |
開催時間 |
18:00~ |
料金 |
無料 |
開催場所 |
由岐神社 |
住所 |
京都府京都市左京区鞍馬本町1073 |
問い合わせ先 |
075-741-1670 |
アクセス |
叡山電鉄鞍馬線→鞍馬駅下車 徒歩で10分 |
公式Webサイト |
御香宮 神幸祭
御香宮神社で行われる「神幸祭」は、伏見九郷の総鎮守のお祭りです。
各町内から花傘が集まり、大手筋商店街を練り歩くことから「花傘祭」とも呼ばれているんです!
大きな花笠を抱えた人が、「ホイト、ホイト」という掛け声と一緒に跳ね回り、エネルギッシュな雰囲気が溢れるのがお祭りの特徴。
夜は出店が立ち並ぶので、多くの観光客・参拝者で賑わっています♪
神幸祭は10月上旬に1週間開催。祭りの期間中にはちびっこ相撲、武者行列や稚児行列、奉納能などさまざまな行事が行われています。
<御香宮 神幸祭の情報>
イベント・行事名 |
御香宮 神幸祭 |
開催日程 |
10月上旬(年によって変更有り) |
開催時間 |
7:00~21:00頃(行事によって時間が異なる) |
料金 |
無料 |
開催場所 |
御香宮神社 |
住所 |
京都府京都市伏見区御香宮門前町174 |
問い合わせ先 |
075-611-0559 |
アクセス |
・京阪電車 伏見桃山駅下車 徒歩5分 ・近鉄京都線 桃山御陵前下車 徒歩5分 ・JR奈良線 桃山駅下車 徒歩5分 |
公式Webサイト |
時代祭
「時代祭」は、葵祭、祇園祭と並び、京都三大祭りの一つとされているお祭りです。
平安神宮の建立と、平安遷都1100年を記念するお祭りとして1895年に始まりました。
時代祭のハイライトは、なんといっても22日に開催される「時代行列」!
それぞれの時代の衣装、祭具が再現され、約2000人もの人が2kmにもわたって練り歩く豪華絢爛な風俗行列なんです。
藤原時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代など、その時代時代の風俗を見ることができるので、歴史好きにはたまらないイベントといえるでしょう。
<時代祭の情報>
イベント・行事名 |
時代祭 |
開催日程 |
2019年10月22日 |
開催時間 |
12:00~ 行列出発 |
料金 |
無料(有料観覧席あり) |
開催場所 |
京都御所~平安神宮 |
住所 |
・京都御所 京都市上京区京都御苑1 ・平安神宮 京都市左京区岡崎西天王町97 |
問い合わせ先 |
075-761-0221(平安神宮) |
アクセス |
JR京都駅 市バス5系統、洛バス100号・110号系統乗車→岡崎公園 美術館・平安神宮前下車 徒歩5分 |
公式Webサイト |
11月に行われる京都のおすすめのイベント
秋が深まる11月は、京都の紅葉が盛りを迎える季節です。
色鮮やかな紅葉を眺めながら、歴史ある仏閣や神社を巡るのが観光の定番となっています◎
しかし、ありきたりな人気の観光スポットは混雑しがちなので、なかなかリラックスして楽しむことができないでしょう。
実は11月の京都では意外と知られていない穴場スポットや、「こんなお祭りがあったの!?」と思えるようなイベントもたくさんあるので、ご紹介します!
比叡のもみじ
京都市と滋賀県大津市にまたがる比叡山は、11月初旬の早い時期に見事な紅葉を見ることができると話題のスポットなんです。
その比叡山では毎年恒例の「比叡のもみじ」が開催されています!
比叡山に足を運ぶ際のドライブウェイからの眺めがすでに素晴らしいものであり、山々の迫りくるような紅葉は壮大の一言!!
山頂からは琵琶湖や京都市内を一望することができます。
比叡山延暦寺では、もみじ祭り期間中にミュージアム招待券やオリジナルグッズが当たる無料抽選会が毎日実施。
また、期間限定で「厄よけ大根炊き」と呼ばれる行事が行われており、こちらは無料で参加することができます。
<比叡のもみじの情報>
イベント・行事名 |
比叡のもみじ |
開催日程 |
11月初旬から末まで |
開催時間 |
10:00~16:00(無料抽選会) |
料金 |
無料 |
開催場所 |
比叡山延暦寺 |
住所 |
滋賀県大津市坂本本町4220 |
問い合わせ先 |
077-578-0001 |
アクセス |
京都駅からJR湖西線で比叡山坂本駅下車、江若バスでケーブル坂本駅へ、坂本ケーブルに乗車して延暦寺駅下車 徒歩8分 |
公式Webサイト |
曲水の宴
方除け・厄除けの神社として知られる京都伏見の城南宮では、「曲水の宴」と呼ばれる雅な宴が催されています。
城南宮の神苑・楽水苑内にある“平安の庭”で行われるこの宴では、王朝時代を偲ばせる平安貴族の遊びが再現され、巫女の雅楽の舞や、和歌の読み上げなどを見ることが可能です◎
当日は雨天であっても、神楽殿にて白拍子の舞や和歌の披講が行われています。
王朝時代にタイムスリップしたかのような、ロマンと風情を感じさせるゆったりとした時間がぜひ感じてみてはいかがでしょうか?
<曲水の宴の情報>
イベント・行事名 |
曲水の宴 |
開催日程 |
2019年11月3日 |
開催時間 |
14:00よりおよそ50分間 |
料金 |
無料 |
開催場所 |
城南宮 |
住所 |
京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地 |
問い合わせ先 |
075-623-0846 |
アクセス |
・近鉄・地下鉄竹田駅から市バスで5分、徒歩で15分 ・R’EXバス 油小路城南宮下車 徒歩約3分 ・地下鉄烏丸線・近鉄京都線 竹田駅下車 徒歩15分 |
公式Webサイト |
夕霧祭
江戸時代初期に大阪新町で活躍し、京の吉野太夫と並び称された名である夕霧太夫。若くして亡くなった彼女を供養するお祭りが「夕霧祭(夕霧供養)」です!
清凉寺では毎年11月の第2日曜日に夕霧太夫の供養と墓参りが行われ、法要後は夕霧祭のハイライトである「太夫道中」が本堂から三門までの間で再現されているんです。
道中のあとは、同日に開催される「嵐山もみじ祭」に合流するので、夕霧祭から嵐山もみじ祭という流れでイベントを楽しむことができるのでおすすめ!
<夕霧祭の情報>
イベント・行事名 |
夕霧祭 |
開催日程 |
2019年11月10日 |
開催時間 |
10:00~11:00 |
料金 |
無料 |
開催場所 |
清凉寺 |
住所 |
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 |
問い合わせ先 |
075-861-0343 |
アクセス |
・京都バス 京都駅より大覚寺行・清滝行にて嵯峨釈迦堂前下車 ・JR 嵯峨嵐山駅下車 北西0.5km |
公式Webサイト |
12月に行われる京都のおすすめのイベント
12月は1年を締めくくる最後の月です。この時期の京都は、お祓いや来年に向けた開運成就の行事、年末ならではの露店・出店イベントなどが各地で行われています!
また、近年は京都の新しい文化を生み出すことを目的とした、今までにない新しい試みによるイベントも開催しているのが特徴なんです。
今回の記事では、12月の京都の新しい風物詩となったイベントと、来年の開運と平安無事をもたらす伝統的な行事をそれぞれご紹介していきましょう♪
京都・嵐山花灯路
毎年12月上旬から開催される「京都・嵐山花灯路」。
21世紀に入ってから始まったこのイベントは、「灯り」と「花」をテーマに、京都東山地区の神社や文化遺産、街並みなどを行灯や幻想的なライトアップで彩ります♪
近年は山を背景にしたCG投影(プロジェクションマッピング)など最新型の演出も導入されており、今までにない新しい京都の魅力を感じることができるでしょう。
2005年からは、嵯峨・嵐山でも実施されるようになり、ライトアップされた夜の嵐山・渡月橋や清水寺はぜひ一度見てみたい風景ですね。
<京都・嵐山花灯路の情報>
イベント・行事名 |
京都・嵐山花灯路 |
開催日程 |
12月8日~17日(2018年度) |
開催時間 |
17:00~20:30 |
料金 |
無料 |
開催場所 |
東山地区・嵯峨・嵐山地域 |
住所 |
各エリアで異なります |
問い合わせ先 |
075-212-8173(花灯路推進協議会事務局) |
アクセス |
京都駅からJR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅下車 渡月橋まで徒歩20分 |
公式Webサイト |
しまい大国祭
縁結びの神様が祀られている神社として知られる地主神社では、毎年12月の第一日曜日に「しまい大国祭」が開催されています。
この祭りは、今年一年のご利益と来年の開運招福を祈願する行事!
祝詞奏上、新年のしめ縄お祓いといった神事が行われますが、恋占いや石と恋の願掛け絵馬など縁結びに由来する神事も多く開催され、それを目当てに若い女性たちも数多く訪れています。
また、参拝者全員には平和と開運をもたらすとされる「こづち守り」が授与されることでも有名なイベントなのです。
<しまい大国祭の情報>
イベント・行事名 |
しまい大国祭 |
開催日程 |
2019年12月1日 |
開催時間 |
14:00~ |
料金 |
無料 |
開催場所 |
地主神社 |
住所 |
京都市東山区清水1丁目317 |
問い合わせ先 |
075-551-1234 |
アクセス |
・京阪清水五条駅から徒歩30分 ・JR・近鉄京都駅から市バス 86・206・100系統で「五条坂」バス停下車 |
公式Webサイト |
をけら詣り
大晦日の八坂神社で行われる「をけら詣り」は、地元では除夜の鐘よりも重要であるといわれている行事!
大晦日の午後3時に「大祓式」が行われ、境内に「をけら灯篭」が灯されます。
この火は厄除け効果のある御神火とされ、参拝者は吉兆縄を持ってこの火を縄に移し、縄に火が付いたら、火が消えないように縄をクルクルと回しながら家路につくというイベントです。
持ち帰った縄の火で神棚の灯明を灯したり、火種にして雑煮を炊いたりすることで、一年の無病息災を祈ります。
火が消えた縄は台所に祀ることで、お守りになるとされています◎
<をけら詣りの情報>
イベント・行事名 |
をけら詣り |
開催日程 |
2019年12月31日 |
開催時間 |
をけら火 19:30~翌5:00頃まで |
料金 |
無料 |
開催場所 |
八坂神社 |
住所 |
京都府京都市東山区祇園町北側625 |
問い合わせ先 |
075-561-6155 |
アクセス |
・京阪祇園四条駅より徒歩で約5分 ・阪急河原町駅より徒歩で約8分 ・JR京都駅より車で約15分 ・JR京都駅より市バス206番祇園下車すぐ |
公式Webサイト |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
下半期の京都は、数年かけても回り切れないほどの多彩な行事が季節ごとに開催されているのが特徴です。
夏、秋、冬とそれぞれの季節によってまったく表情が異なるため、何度足を運んでも新しい発見や感動が見つけられます♪
京都ほど「日本」を感じさせる場所もなく、また京都のお祭りは同じ日本人でも今まで知ることのなかった「新しい日本」を見せてくれるでしょう。
京都に観光に行く際は、ぜひ各地の行事に足を延ばしてみてはいかがでしょうか?